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2020. 02. 12  
因みに、鹽竈神社は破格ですけれども、820年に編纂された『弘仁式』の記録と同時期に、全国で祭祀料を寄せられていたのは、鹽竈神社の他には、

伊豆国三島社二千束
出羽国月山大物忌社二千束
淡路国大和大国魂社八百束の三社


『だけ』のようです。

何故、この三社なのか?

調べてみました。まずは、伊豆国三島社。
現在の三嶋大社(静岡県三島市)かと思われます。

祭神は次の2柱。

 大山祇命(おおやまつみのみこと)
 積羽八重事代主神(つみはやえことしろぬしのかみ)

しかし、(wiki引用)
近年の研究では、三嶋神は「御島神」すなわち伊豆諸島の神を意味するとして、上記2説とも後世の付会とする見方が有力視される。
この中で、噴火の盛んな伊豆諸島で原始的な造島神・航海神として祀られたのが「ミシマ神」の始まりであるという。

そして、日照りの原因が「伊豆国神」の祟りと記録されていたり、複雑な事情なので割愛しますが、承和5年(838年)7月5日夜に上津島(神津島)で激しい噴火が発生したのも、三嶋神がらみの祟りとされています。

つまり、『伊豆国三島社二千束』の厚遇の理由は、やはり

三嶋神が祟るから盛大に祀らなければならない。

という理由なのでしょう。
次は、『出羽国月山大物忌社』

これを調べるのは、厄介でした。
何故なら、現在の月山には、『大物忌社』らしきものが、見当たらないからです。

鳥海山大物忌神社、ならあるんですけど。
でも、(以下wiki)
延長5年(927年)には『延喜式神名帳』により式内社、名神大社とされた。また、『延喜式』の「主税式」においても祭祀料2,000束を国家から受けている。『延喜主税式』によれば、当時国家の正税から祭祀料を受けていたのは陸奥国鹽竈社、伊豆国三島社、淡路国大和大国魂社と他に3社しかないことから、大物忌神社が国家から特別の扱いを受けていたことが覗える。

という訳で、しおがまさんのHPに、何故か月山とあったのは、誤記であったものと思われます。月山と鳥海山って、結構離れてるんですけど……
多分、鳥海山大物忌神社公式HPによると、

>大物忌神社は貞観四年(八六二)十一月官社に列し、延喜式神名帳には名神大社として、吹浦鎮座の月山神社と共に収載されている。

とのことですので、これでごっちゃになったのかもです。

同社社伝によると、創建は6世紀に遡るかなり古い神社なのですが、諸説有り不明、というのが学説のようです。
そして、御祭神は、

・・・・・・・・・・・・・・。

何か…闇を感じるんですけど?

(つづく)
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日本の神話と神社仏閣、それにまつわる歴史が好きです。
スサノオ様、スセリヒメ様はじめ出雲の神様と水神様推し。
定義山西方寺を崇敬。伊達政宗公を尊敬する伊達家家臣末裔です。透明水彩絵師。

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