2023.
01.
28
ここで思い出されるのが、八重垣神社の壁画です。
スサノオとクシナダヒメ、そして両親のアシナヅチ・テナヅチ夫婦。……という微笑ましい一家に加えて、何故か女神アマテラスとその娘イチキシマヒメ。
スサノオ様が困り顔のように見えるのは、検索画像がたまたまそう見えたのでしょうか。実物を見たことがないのでよく分かりません。
でも、クシナダヒメ様が何やら機嫌が悪そうだ、という感想は今まで何回か見かけたことがあります。
その微笑ましい一家に、スサノオ様が地方妻とその娘を連れて来たのです。
偉大なる出雲女王・クシナダヒメの目の前に、入婿の夫が図々しくも妾と庶子を連れ込んだという、クシナダ様がブチ切れてもおかしくないこんな場面を何で壁画にしたのか、私も絵描きですがサッパリ意味が分かりません。
私はスサノオ様を推してますが、クシナダ様は、スサノオ様をしばき倒して妾と庶子を追い出して塩を撒いてもいいと思います。(私はクシナダ様も推してる)
一夫多妻制?そんなの知るか。いつの時代の妻もその他大勢になりたくなんかないのよ。
男だってそうじゃろがい!!
……が、オオヒルメが出雲で暮らしたという話までは聞いたことがありません。
集められた地方妻が、ふるさとに帰る方法が唯一あったのではないでしょうか。
それは、産んだ子供を置いて去る、という手段です。
出来るなら、女児が望ましい。
母のふるさとで巫女になる(女王や女族長になる)権利を持つ女児ならば、人質としての価値は高いだろうし、成長したら征服者の一族の妻にしてしまえば征服し続ける《正当性》を主張出来るからです。
ヤガミヒメの子は、木の股に挟んで置いて行かれたことから木俣神(きまたのかみ)、井戸の神であることから御井神(みいのかみ)と呼ばれ、ストーリー上は性別不明なのですが、女神でしょう。
理由は、水神は女神のことが多い、というのに加えて、地下に向かう『窪み』の水神なら、尚更女神でしょう。
そして、井戸とは異界への入口です。
黄泉津大神となったイザナミ様とイメージが重なります。
オオナムチも『木の股をくぐって』根の国に辿り付いた。
そして、ヌナカワヒメは失われましたが、出雲国風土記に、ハッキリと出自が記述されたヌナカワヒメの御子神の名が残されています。
御穂須須美命(みほすすみのみこと)という、推定・女神様です。
※ 因みにタケミナカタと同一とかタケミナカタの幼名とか言う説もある。私は女神だと思いますが
島根半島の東端・美保関(みほのせき)と能登半島の北端・珠洲岬(すずみさき)、二つの岬を本拠地とする珍しい信仰の地主神です。
能登半島……ここから母・ヌナカワヒメが逃げたという伝説が痛ましいです…
スサノオとクシナダヒメ、そして両親のアシナヅチ・テナヅチ夫婦。……という微笑ましい一家に加えて、何故か女神アマテラスとその娘イチキシマヒメ。
スサノオ様が困り顔のように見えるのは、検索画像がたまたまそう見えたのでしょうか。実物を見たことがないのでよく分かりません。
でも、クシナダヒメ様が何やら機嫌が悪そうだ、という感想は今まで何回か見かけたことがあります。
その微笑ましい一家に、スサノオ様が地方妻とその娘を連れて来たのです。
偉大なる出雲女王・クシナダヒメの目の前に、入婿の夫が図々しくも妾と庶子を連れ込んだという、クシナダ様がブチ切れてもおかしくないこんな場面を何で壁画にしたのか、私も絵描きですがサッパリ意味が分かりません。
私はスサノオ様を推してますが、クシナダ様は、スサノオ様をしばき倒して妾と庶子を追い出して塩を撒いてもいいと思います。(私はクシナダ様も推してる)
一夫多妻制?そんなの知るか。いつの時代の妻もその他大勢になりたくなんかないのよ。
男だってそうじゃろがい!!
……が、オオヒルメが出雲で暮らしたという話までは聞いたことがありません。
集められた地方妻が、ふるさとに帰る方法が唯一あったのではないでしょうか。
それは、産んだ子供を置いて去る、という手段です。
出来るなら、女児が望ましい。
母のふるさとで巫女になる(女王や女族長になる)権利を持つ女児ならば、人質としての価値は高いだろうし、成長したら征服者の一族の妻にしてしまえば征服し続ける《正当性》を主張出来るからです。
ヤガミヒメの子は、木の股に挟んで置いて行かれたことから木俣神(きまたのかみ)、井戸の神であることから御井神(みいのかみ)と呼ばれ、ストーリー上は性別不明なのですが、女神でしょう。
理由は、水神は女神のことが多い、というのに加えて、地下に向かう『窪み』の水神なら、尚更女神でしょう。
そして、井戸とは異界への入口です。
黄泉津大神となったイザナミ様とイメージが重なります。
オオナムチも『木の股をくぐって』根の国に辿り付いた。
そして、ヌナカワヒメは失われましたが、出雲国風土記に、ハッキリと出自が記述されたヌナカワヒメの御子神の名が残されています。
御穂須須美命(みほすすみのみこと)という、推定・女神様です。
※ 因みにタケミナカタと同一とかタケミナカタの幼名とか言う説もある。私は女神だと思いますが
島根半島の東端・美保関(みほのせき)と能登半島の北端・珠洲岬(すずみさき)、二つの岬を本拠地とする珍しい信仰の地主神です。
能登半島……ここから母・ヌナカワヒメが逃げたという伝説が痛ましいです…

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