2021.
10.
16
YouTube 邪馬台国:その1 の続きとなります。
前回と同じく、盛大にネタバレしているので、続きは追記に潜りますね。
前回、卑弥呼=天照大御神の判定が出た所まで行きましたので、今日はその続きです。
実際、占いじゃなくて普通に歴史としてそういう意見は多いですよね。私は違うと思っていましたが。
だって、邪馬台国って、女王国だから。
卑弥呼という女王が最も人望を集め、男王ではダメだったので13歳の少女(しかし昔の日本は春~秋の収穫までで1年、つまり現在の半年を1年として倍カウントしていたので、数え6,7歳、実年齢4~6歳の幼女だった可能性すらある)を立てたら国が治まったとか、実は魏志倭人伝では邪馬壹国(やまいちこく?になってしまうので、邪馬臺国を誤記した前提でヤマタイコクにされている)の名が登場するのは1回きりで、あとはずっと女王国なので、ニニギ尊~神武帝~今上まで男系(父系)で続いてきたヤマト王朝→皇室とは全然ルールが違うでしょ、と。
寧ろ、クシナダヒメとスセリヒメが継承権を持っていた出雲の方が、末子相続と言うよりも女系か女系優先相続なんじゃないの?
さて、占い通りに卑弥呼=天照大御神だというのなら、どうして女神アマテラスが皇祖神なんでしょうか。
女神アマテラスは高天原の女王であって地上の支配権は無いんだから、地上の王に指名されたて降臨した天孫ニニギでもよくない?
持統天皇が孫に皇位継承したいという前例のない野望の為に、天孫ニニギに地上へ送った女神アマテラスを皇祖神にした説が有力ではありますが、確かにそれならニニギよりも女神アマテラスを至高の神という神話にした方が手っ取り早いですけど。
5.卑弥呼の生涯の総括
※ たまきさん曰く、「いつもより長くカードを混ぜろ」とタロットさんに言われたので長く混ぜたようです。難問なのでしょう。
※ ここでの占いは複数のカードとなります。
生まれた時のカード:皇帝の正位置。…なので、たまきさんもアレ?という状態でした。
素直にカードを読めば、皇帝=男の王として生まれてきたという意味になってしまって、女王を暗示するにはピンと来ないカードだからです。ここで女帝とか女教皇が出てくるようなら、何も悩まなくていいのですが。
たまきさんは、「男性だけど女として育てられたのかな?」と想像していました。
歴史に詳しいとまでは言えなくても、世間一般水準ではマニアの私なら、前の占いを踏まえれば、
卑弥呼=天照大御神=男性=アマテラスは男神、とか思っちゃいますけど。
人生半ばのカード:魔術師の正位置と世界の正位置。卑弥呼の立場は「完成」している。
たまきさんは、祭祀の地位(魔術師だから)を確立させている、と読みました。
ただ、私としては気になるのです。魔術師の絵柄も男性なんですよね。
確かに、魔術師は祭祀としてはピッタリなカードで、強力な巫女の力を表していてもおかしくないです。加えて、世界の正位置は完成しているのですから『これ以上はない』という意味です。まさにトップオブザワールド。
至高の巫女ではなく、幽世の王となったオオクニヌシみたいな、祭祀の男王???
あと、世界の正位置には、単に「ここで終わり」という変化の無さや現状維持という停滞(例えば片想いの恋占いならこれ以上進展しない、という意味に取れることもある)を表すこともあるんですね。
カードのナンバリングで言うなら、「1」という始まりの数の魔術師と、「21」というラストナンバーの世界がセットで出た、というのは何らかの特別な意味がある気がします。
……何だろう?
農民(?)から関白という天下人に上り詰めた豊臣秀吉みたいな感じだったりする??
……いや、分かりませんけど、人生半ばで世界の正位置が出るようならそこが絶頂期で、後半生は落日という予想は付きます。
潜在意識のカード:女教皇の正位置と死神の逆位置。
たまきさんは前の占いでも死神の逆位置を「霊的な存在」と見なしていたのを踏襲し、それを背景に女教皇の正位置なので、「感情を外に表さない女性」「知的な女性」である巫女、と読んでいました。
一方、私は混乱です。「皇帝」として生まれてきながら潜在意識は「女教皇」とは!
生まれてきた時のカードが「女帝」だったのなら、何も悩まなくていいのにーーー!今で言うところの性的マイノリティなんですか?
とりあえず、潜在意識ですから、卑弥呼だかアマテラスだかよくわかりませんが、無意識に下地になっている意識です。
女教皇は、女帝と違って世俗的な意味合いが薄いです。
妊娠を暗示することもある女帝に対し、女教皇は処女性も表しますから、恋愛結婚出産とは遠ざかり男性との繋がりが見えないんです。
あるとしたら、『神の妻』という、現実では処女の清らかさが重要であったか。
或いは、姉か妹を神聖視していたのかもしれません。
昔はヒメヒコ制と言って、兄妹・姉弟での共同統治が見られたからです。特に支配階級ではなくても、一般的に男性にとって姉や妹は自分に霊的な力を授けてくれる神聖な存在と考える風習もありました。
……でも、これだけじゃ決定打にならないなぁ。次行きます。
(つづく)
前回と同じく、盛大にネタバレしているので、続きは追記に潜りますね。
前回、卑弥呼=天照大御神の判定が出た所まで行きましたので、今日はその続きです。
実際、占いじゃなくて普通に歴史としてそういう意見は多いですよね。私は違うと思っていましたが。
だって、邪馬台国って、女王国だから。
卑弥呼という女王が最も人望を集め、男王ではダメだったので13歳の少女(しかし昔の日本は春~秋の収穫までで1年、つまり現在の半年を1年として倍カウントしていたので、数え6,7歳、実年齢4~6歳の幼女だった可能性すらある)を立てたら国が治まったとか、実は魏志倭人伝では邪馬壹国(やまいちこく?になってしまうので、邪馬臺国を誤記した前提でヤマタイコクにされている)の名が登場するのは1回きりで、あとはずっと女王国なので、ニニギ尊~神武帝~今上まで男系(父系)で続いてきたヤマト王朝→皇室とは全然ルールが違うでしょ、と。
寧ろ、クシナダヒメとスセリヒメが継承権を持っていた出雲の方が、末子相続と言うよりも女系か女系優先相続なんじゃないの?
さて、占い通りに卑弥呼=天照大御神だというのなら、どうして女神アマテラスが皇祖神なんでしょうか。
女神アマテラスは高天原の女王であって地上の支配権は無いんだから、地上の王に指名されたて降臨した天孫ニニギでもよくない?
持統天皇が孫に皇位継承したいという前例のない野望の為に、天孫ニニギに地上へ送った女神アマテラスを皇祖神にした説が有力ではありますが、確かにそれならニニギよりも女神アマテラスを至高の神という神話にした方が手っ取り早いですけど。
5.卑弥呼の生涯の総括
※ たまきさん曰く、「いつもより長くカードを混ぜろ」とタロットさんに言われたので長く混ぜたようです。難問なのでしょう。
※ ここでの占いは複数のカードとなります。
生まれた時のカード:皇帝の正位置。…なので、たまきさんもアレ?という状態でした。
素直にカードを読めば、皇帝=男の王として生まれてきたという意味になってしまって、女王を暗示するにはピンと来ないカードだからです。ここで女帝とか女教皇が出てくるようなら、何も悩まなくていいのですが。
たまきさんは、「男性だけど女として育てられたのかな?」と想像していました。
歴史に詳しいとまでは言えなくても、世間一般水準ではマニアの私なら、前の占いを踏まえれば、
卑弥呼=天照大御神=男性=アマテラスは男神、とか思っちゃいますけど。
人生半ばのカード:魔術師の正位置と世界の正位置。卑弥呼の立場は「完成」している。
たまきさんは、祭祀の地位(魔術師だから)を確立させている、と読みました。
ただ、私としては気になるのです。魔術師の絵柄も男性なんですよね。
確かに、魔術師は祭祀としてはピッタリなカードで、強力な巫女の力を表していてもおかしくないです。加えて、世界の正位置は完成しているのですから『これ以上はない』という意味です。まさにトップオブザワールド。
至高の巫女ではなく、幽世の王となったオオクニヌシみたいな、祭祀の男王???
あと、世界の正位置には、単に「ここで終わり」という変化の無さや現状維持という停滞(例えば片想いの恋占いならこれ以上進展しない、という意味に取れることもある)を表すこともあるんですね。
カードのナンバリングで言うなら、「1」という始まりの数の魔術師と、「21」というラストナンバーの世界がセットで出た、というのは何らかの特別な意味がある気がします。
……何だろう?
農民(?)から関白という天下人に上り詰めた豊臣秀吉みたいな感じだったりする??
……いや、分かりませんけど、人生半ばで世界の正位置が出るようならそこが絶頂期で、後半生は落日という予想は付きます。
潜在意識のカード:女教皇の正位置と死神の逆位置。
たまきさんは前の占いでも死神の逆位置を「霊的な存在」と見なしていたのを踏襲し、それを背景に女教皇の正位置なので、「感情を外に表さない女性」「知的な女性」である巫女、と読んでいました。
一方、私は混乱です。「皇帝」として生まれてきながら潜在意識は「女教皇」とは!
生まれてきた時のカードが「女帝」だったのなら、何も悩まなくていいのにーーー!今で言うところの性的マイノリティなんですか?
とりあえず、潜在意識ですから、卑弥呼だかアマテラスだかよくわかりませんが、無意識に下地になっている意識です。
女教皇は、女帝と違って世俗的な意味合いが薄いです。
妊娠を暗示することもある女帝に対し、女教皇は処女性も表しますから、恋愛結婚出産とは遠ざかり男性との繋がりが見えないんです。
あるとしたら、『神の妻』という、現実では処女の清らかさが重要であったか。
或いは、姉か妹を神聖視していたのかもしれません。
昔はヒメヒコ制と言って、兄妹・姉弟での共同統治が見られたからです。特に支配階級ではなくても、一般的に男性にとって姉や妹は自分に霊的な力を授けてくれる神聖な存在と考える風習もありました。
……でも、これだけじゃ決定打にならないなぁ。次行きます。
(つづく)

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