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2019. 12. 31  
大晦日ですね。
結界の街の愛宕神社シリーズも、今回で最後になります。

愛宕大権現・勝軍地蔵が現在の愛宕神社で信仰されていました。
ところが、勝軍地蔵とは別に、普賢菩薩と縁が深いという、多分ほかの愛宕神社にはないんじゃないか?という特徴。

普賢菩薩は、菩薩の中でも最高位です。
つまり、悟りを開いた如来に、一番近い菩薩様です。

昔、多くの神社がそうであったように、愛宕にも別当寺院として誓願寺あり、祭祀を司り普賢菩薩を祀っていました。
明治になり誓願寺は廃寺になりましたが、今でも、仙台十二支守り本尊は、愛宕神社とされています。

辰年・巳年生まれを守護して下さるのが、普賢菩薩です。
それほどに、勝軍地蔵や愛宕大権現と共に、普賢菩薩はこの地で信仰を集めていたのだと思います。

でも、政宗公は卯年生まれなので、守り本尊ではありません。
片倉小十郎様は巳年生まれですが、多分偶然でございましょう。

ならば…と。
ふと興味を覚えたので、調べてみました。

伊達政宗公から4代綱村公にかけて、ゆっくりと仙台の結界を作っていったのですが(急いでやるとお江戸にバレます)、仙台または宮城県の何処かに、有名な《諏訪神社》ってあったっけ?と。

何故諏訪神社かというと、普賢菩薩の垂迹神が、建御名方神(タケミナカタ)であるからです。
出雲から敗走したと言われていますが、名前の初めに《建》が付くくらいですから、武神として武士の信仰を集めていたはず。(建は勇猛さを示す美称)

探したら…ありました!
かつては仙台市ですらなかった西の地、上愛子に。(青葉区です。仙台は色々合併しまくって大きくなりすぎた感)

こちらの神社、願いを叶えてくれる神社として書籍で紹介され、有名になったんだそうですね。(という程度に私は知らなかったんですが)

この諏訪神社の創建は古く、平安時代に遡ります。
元・国分荘三十三ヶ村の総鎮守国分一宮で、時代が経てもその時の権力者に崇敬され、伊達家もまたそうでした。

室町時代に『西山なる御殿城より現今の地に移し奉る』とあるのですが、西山というのがどこか判らず(現在の地名としては残っていないようです)そもそもあの辺りは全体的に山地でして、さほど遠くに移った訳ではなく、やや高台にあったものを麓に遷座した、という程度だと思います。

つまり、多分、東西を結ぶラインには、さほど大きな変化はない。

……驚きました。
こんな形で、私が知らなかった諏訪神社に辿り着くなんて。

いえ…ぼんやりと、記憶の片隅にはあったんです。
訪れたことはありません。でも、遷座された瀧澤神社の遠く西には、『諏訪神社』があると『星の街仙台』の本に書いてあったんですから。

仙台の星の結界とは別の、もうひとつの結界。
星の中央を起点に東西に延びる十字架に、瀬織津姫様だけではなく、普賢菩薩の垂迹神・建御名方神がいらしたのです。

普賢菩薩→タケミナカタ神→それなら諏訪神社?…という経路で、この十字架に辿り付いたのは、多分、私が初めてなんじゃないでしょうか……

そして、もうひとつ、粋なはからいを見つけました。
普賢菩薩は辰年と巳年の守り本尊で、その役目は誓願寺がなくなっても、愛宕神社が引き継いでくれている、と書きました。

辰と巳。方角で言えば東よりもやや南寄り~南よりもやや東寄り、の範囲です。
(キッパリと巽、であればズバリ南東)

愛宕神社は、仙台城から見て辰~巳の方角に位置するのです。
この場所から、本丸を守っていたのです。

これは…、自分でもびっくりしました。
偶然だとしたら、伊達氏は元から神仏の加護に導かれていたとしか思えません。

でも、きっと、伊達政宗公は御存知だったと思うのです。
ご自身もその道に詳しかったのでしょうし、ここまでやってのける優秀なブレーンを重用し、自分の代だけは築けなくとも、必ず子孫が受け継いでくれると信じ、実際に4代綱村公で完成したのですから。

伊達政宗公、お見事です。
私の先祖が頂いた土地は仙台から離れておりますけれども、このような城下町を築かれたことを、嬉しく、誇りに思います。

今回の藤語りは、ここでお終いです。
でも、こちらも驚きましたよ?
私は藤の花が好きで、藤にちなんだペンネームを長く使っていたのですが、政宗公は

伊達藤次郎政宗 というお名前でしたね。

藤次郎、を知ったのは最近のことなのです。
伊達家家臣の子孫なのに、ウッカリです。

きっと、政宗公と愛姫がおわします北山神社には、初詣に沢山の方々がいらっしゃるのでしょうね。

皆様、よいお年を。
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プロフィール

chikaru414

Author:chikaru414
日本の神話と神社仏閣、それにまつわる歴史が好きです。
スサノオ様、スセリヒメ様はじめ出雲の神様と水神様推し。
定義山西方寺を崇敬。伊達政宗公を尊敬する伊達家家臣末裔です。透明水彩絵師。

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