2021.
05.
20
ちょっとある調べ物をしていて、『総社』というものに行き着いた私。
総社にはその国(この辺りを言うなら陸奥国)の神社の神様を集めまくった所なのですが、それでも一応『主祭神』がいらっしゃるのです。
つまり、その国で最も重要な神、っていうことですよね。
因みに、岡山県にある備中国総社宮(びっちゅうのくにそうしゃぐう)では、
主祭神:大名持命
須世理姫命
なんです!
よっしゃー!よくやってくれました備中国!!
でも、何で備中国(岡山県西部)なんでしょうね?出雲じゃなくて。
因みに、出雲国の総社は松江市の六所神社なのですが、六所という程度に主祭神は
伊弊諾尊(いざなぎのみこと)
伊弉冉尊(いざなみのみこと)
天照大神(あまてらすおおみかみ)
月夜見尊(つきよみのみこと)
素盞鳴尊(すさのおのみこと)
大己貴尊(おおなむちのみこと)
という六柱のラインナップ。
不敬ですが、
……なんじゃこりゃ。
出雲というとスサノオ様の英雄譚が有名で、あとは日本一の色好み大国主命ですよね。
男女神で主祭神にするなら、クシナダヒメ様やスセリヒメ様が相応しいというものです。
あと、出雲には結構イザナミ神が信仰されているので、そのパートナーとしてはイザナギ神でしょうか。
なのに、堂々と天照大神が紛れ込んでいて、どさくさに紛れて出雲ではあまり信仰されていないイザナギ神や謎のツクヨミ神を詰め込んで、出雲の土着の女神を封じている感が満々です。
※ 流石にスサノオ様とオオナムチ様は無視出来なかったと見える
男女対の神って、それだけでパワーが段違いなんです。
だから、お上としては、あまり自分の方に都合がよろしくない土地の神は、男女神で祀られたくないし、迫害する場合には女神がターゲットになる。
有名なのが瀬織津姫、出雲ならスセリヒメ、宮城~岩手近辺では志波姫です。
それで、私は志波彦様と志波姫様を出会わせて差し上げたくて仕方が無いのですが、……ちゃんと、いらっしゃいましたね。
名前変えてますけど、上手く隠して男女神のまま残してくれたのか。
それとも、違う名前を被せて封じてしまったのか。
陸奥総社宮(むつそうしゃのみや/むつそうじゃぐう)の主祭神は、
八塩道老翁神
八塩道老女神
です。
なんて読むのでしょうか。
わかりませんが、八塩道老翁神の方は、塩竈神社別宮で《表の祭神》として出されている塩土老翁神(シオツチノオジ)の真似でしょう。
でも、本来の塩竈神社の祭神は男女対の神です。
過去に堂々とそんなお札やら掛け軸やらが出回っていたんですから、確実に女神は存在したんだし、その腕に子を抱いていて安産の御利益で有名な程度に老女ではなかったはずなのですが、どうも志波姫神は姥神(うばがみ)信仰に追いやられる形で老婆にされている形跡が他の神社にもあります。
現在、いちど塩竈神社から追い出された志波彦神と志波姫神は、志波彦神だけが《志波彦大神》として丁重に、塩竈神社境内の志波彦神社に祀られていらっしゃいます。
でも、志波姫神をその名のままに祀っている神社は存在せず、行方不明の状態です。
八塩道老翁神と、八塩道老女神。
この二柱の神が、密かに志波彦神と志波姫神として祀られていてくれればいいな…と心から思います。
多分、そうなんじゃないかな、とも思うのは、この二柱が主祭神というのは宮城県神社庁の正式な情報なのに、総社のHPには記載がないのです。
つまり、表に出したくない名前なのでしょう。
実は、かつて祭神に関するページはあったのですが、現在はこんなことになっちゃってるんですよね。
このページには、御祭神だけではなく年間の祭事も載っていたようなのですが、コロナ禍で実施出来なくなってしまったので削除したのかなぁとも思ったのですが、祭事のご案内ページはちゃんと存在するんですよね。
ねぇ。陸奥総社宮様。
どうしてなのかなぁ?
総社にはその国(この辺りを言うなら陸奥国)の神社の神様を集めまくった所なのですが、それでも一応『主祭神』がいらっしゃるのです。
つまり、その国で最も重要な神、っていうことですよね。
因みに、岡山県にある備中国総社宮(びっちゅうのくにそうしゃぐう)では、
主祭神:大名持命
須世理姫命
なんです!
よっしゃー!よくやってくれました備中国!!
でも、何で備中国(岡山県西部)なんでしょうね?出雲じゃなくて。
因みに、出雲国の総社は松江市の六所神社なのですが、六所という程度に主祭神は
伊弊諾尊(いざなぎのみこと)
伊弉冉尊(いざなみのみこと)
天照大神(あまてらすおおみかみ)
月夜見尊(つきよみのみこと)
素盞鳴尊(すさのおのみこと)
大己貴尊(おおなむちのみこと)
という六柱のラインナップ。
不敬ですが、
……なんじゃこりゃ。
出雲というとスサノオ様の英雄譚が有名で、あとは日本一の色好み大国主命ですよね。
男女神で主祭神にするなら、クシナダヒメ様やスセリヒメ様が相応しいというものです。
あと、出雲には結構イザナミ神が信仰されているので、そのパートナーとしてはイザナギ神でしょうか。
なのに、堂々と天照大神が紛れ込んでいて、どさくさに紛れて出雲ではあまり信仰されていないイザナギ神や謎のツクヨミ神を詰め込んで、出雲の土着の女神を封じている感が満々です。
※ 流石にスサノオ様とオオナムチ様は無視出来なかったと見える
男女対の神って、それだけでパワーが段違いなんです。
だから、お上としては、あまり自分の方に都合がよろしくない土地の神は、男女神で祀られたくないし、迫害する場合には女神がターゲットになる。
有名なのが瀬織津姫、出雲ならスセリヒメ、宮城~岩手近辺では志波姫です。
それで、私は志波彦様と志波姫様を出会わせて差し上げたくて仕方が無いのですが、……ちゃんと、いらっしゃいましたね。
名前変えてますけど、上手く隠して男女神のまま残してくれたのか。
それとも、違う名前を被せて封じてしまったのか。
陸奥総社宮(むつそうしゃのみや/むつそうじゃぐう)の主祭神は、
八塩道老翁神
八塩道老女神
です。
なんて読むのでしょうか。
わかりませんが、八塩道老翁神の方は、塩竈神社別宮で《表の祭神》として出されている塩土老翁神(シオツチノオジ)の真似でしょう。
でも、本来の塩竈神社の祭神は男女対の神です。
過去に堂々とそんなお札やら掛け軸やらが出回っていたんですから、確実に女神は存在したんだし、その腕に子を抱いていて安産の御利益で有名な程度に老女ではなかったはずなのですが、どうも志波姫神は姥神(うばがみ)信仰に追いやられる形で老婆にされている形跡が他の神社にもあります。
現在、いちど塩竈神社から追い出された志波彦神と志波姫神は、志波彦神だけが《志波彦大神》として丁重に、塩竈神社境内の志波彦神社に祀られていらっしゃいます。
でも、志波姫神をその名のままに祀っている神社は存在せず、行方不明の状態です。
八塩道老翁神と、八塩道老女神。
この二柱の神が、密かに志波彦神と志波姫神として祀られていてくれればいいな…と心から思います。
多分、そうなんじゃないかな、とも思うのは、この二柱が主祭神というのは宮城県神社庁の正式な情報なのに、総社のHPには記載がないのです。
つまり、表に出したくない名前なのでしょう。
実は、かつて祭神に関するページはあったのですが、現在はこんなことになっちゃってるんですよね。
このページには、御祭神だけではなく年間の祭事も載っていたようなのですが、コロナ禍で実施出来なくなってしまったので削除したのかなぁとも思ったのですが、祭事のご案内ページはちゃんと存在するんですよね。
ねぇ。陸奥総社宮様。
どうしてなのかなぁ?

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Re: 感想2
岐神やアラハバキ神については、情報が少なくて私はまだ手つかずの状態です。
でも、私の大嫌いな富家伝承が出雲の元々の神はクナト大神だと言っているので、あまり良いイメージを持っていないのは確かです。
アラハバキはとにかく謎ですが、岐神の方はイザナギが黄泉から逃げ帰る時に杖を投げて生じた(日本書紀によると「こちらへ来るな」と言った)神が似た名前が記紀共に出てきますね。
わかりやすく言うと死の穢れをも排除するかなり強力な魔除けの神・境界線の神として登場しイザナギを助けるという役目を与えられていて、寧ろとてもありがたい神様扱いです。
元は天津神なのにdisられまくっているスサノオ様とはえらい違いです。
だから、私は岐神が皇室にとって善神なのか悪神なのか、判断が付きかねるのです。
善神なら、蝦夷の志波ペア大神の力を封じる為に使ったのでしょうし、江戸時代までその記録が残っていても不思議はないでしょうから。
一方で、鹽竈神社は多賀城国府の北東に位置していますから、魔除けとしてそこに「被征服者の神」を祀るかな?という疑問。
また、主祭神を岐神としながらも、注意書きでシオツチノオジ、サルタヒコなどと一緒に志波彦神と志波姫神もごっちゃに同神とされていて、志波彦神はともかく志波姫神は名前からして女神なのに何処をどうやったら同神になるんだよ?という不信感もあります。
なお、「老」の文字ですが、銀杏町というと「乳イチョウ」から名前が来ているのでしょうか?
宮千代にも「姥神社」がありますが、本来は山姥的な「うば」ではなく、安産や子育ての神として信仰を集めた鹽竈の女神同様に、乳母(うば)であり、年若い女神だったと思います。
現在、鹽竈神社は日本全国の鹽竈神社の総本山になっていますが、主祭神はほぼシオツチノオジで統一されています。意図的に統一した時代があったのでしょう。(かなり稀にサルタヒコの例もあった気もしますが)
シワもシワヒメも地名に残っており、それは宮城~岩手に渡ります。どんなに神社の祭神から打ち消したところで、日高見同様に地名や地域伝承に残されます。
でも、岐神やアラハバキは(私が知る限り)残っていません。
ですから、志波彦・志波姫大神ペアは、岐神、アラハバキ神とはまた別のペア神で、志波ペアは陸奥国の土地神のように思います。他の土地にその痕跡がないので。
後者はもっと広範囲の信仰があったのに、打ち消されたのではないでしょうか。
そして、男女ペアの神が迫害される時、より執拗に消されるのは女神なんですよね何故か。
でも、私の大嫌いな富家伝承が出雲の元々の神はクナト大神だと言っているので、あまり良いイメージを持っていないのは確かです。
アラハバキはとにかく謎ですが、岐神の方はイザナギが黄泉から逃げ帰る時に杖を投げて生じた(日本書紀によると「こちらへ来るな」と言った)神が似た名前が記紀共に出てきますね。
わかりやすく言うと死の穢れをも排除するかなり強力な魔除けの神・境界線の神として登場しイザナギを助けるという役目を与えられていて、寧ろとてもありがたい神様扱いです。
元は天津神なのにdisられまくっているスサノオ様とはえらい違いです。
だから、私は岐神が皇室にとって善神なのか悪神なのか、判断が付きかねるのです。
善神なら、蝦夷の志波ペア大神の力を封じる為に使ったのでしょうし、江戸時代までその記録が残っていても不思議はないでしょうから。
一方で、鹽竈神社は多賀城国府の北東に位置していますから、魔除けとしてそこに「被征服者の神」を祀るかな?という疑問。
また、主祭神を岐神としながらも、注意書きでシオツチノオジ、サルタヒコなどと一緒に志波彦神と志波姫神もごっちゃに同神とされていて、志波彦神はともかく志波姫神は名前からして女神なのに何処をどうやったら同神になるんだよ?という不信感もあります。
なお、「老」の文字ですが、銀杏町というと「乳イチョウ」から名前が来ているのでしょうか?
宮千代にも「姥神社」がありますが、本来は山姥的な「うば」ではなく、安産や子育ての神として信仰を集めた鹽竈の女神同様に、乳母(うば)であり、年若い女神だったと思います。
現在、鹽竈神社は日本全国の鹽竈神社の総本山になっていますが、主祭神はほぼシオツチノオジで統一されています。意図的に統一した時代があったのでしょう。(かなり稀にサルタヒコの例もあった気もしますが)
シワもシワヒメも地名に残っており、それは宮城~岩手に渡ります。どんなに神社の祭神から打ち消したところで、日高見同様に地名や地域伝承に残されます。
でも、岐神やアラハバキは(私が知る限り)残っていません。
ですから、志波彦・志波姫大神ペアは、岐神、アラハバキ神とはまた別のペア神で、志波ペアは陸奥国の土地神のように思います。他の土地にその痕跡がないので。
後者はもっと広範囲の信仰があったのに、打ち消されたのではないでしょうか。
そして、男女ペアの神が迫害される時、より執拗に消されるのは女神なんですよね何故か。
Re: 感想文1
コメントありがとうございます。
ホツマについては、名前からして何でホツマツタヘじゃないんだよ?と思いますし、中宮とかいつの言葉だよとか、モチコとかハヤコとか何だよ知らねえよ、そもそも私が推しまくってるスサノオ様が悪し様に書いてる時点でカス、という私個人の信仰と趣味の事情によります。
東北地方については、縄文時代の都会?は関東から東北(当時は温暖だった)にかけてなのは間違いないし、その関東・東北が日高見国だと思ってますし、だいたい北上川はヒタカミガワ(地元の方がそう言うそうですby田中英道氏)です。
武内宿禰が天孫族にとっては未開の東の土地を探りに行き、日高見国という肥沃で豊かな国があるので奪ってやりましょう、などと野蛮なことを言い出して、結果的にその地にいた蝦夷が敗北し、東北地方の神社の祭神が行方不明になったり、多くの人命と正しい歴史が失われたことは、非常に残念に思います。
あと、「謎の出雲帝国」は私は未読なのですが、著者の吉田大洋氏が自説を展開する材料に富家伝承を歪めて使用してしまったそうで、本来の富家伝承とは結構違う内容とのことです。
ホツマについては、名前からして何でホツマツタヘじゃないんだよ?と思いますし、中宮とかいつの言葉だよとか、モチコとかハヤコとか何だよ知らねえよ、そもそも私が推しまくってるスサノオ様が悪し様に書いてる時点でカス、という私個人の信仰と趣味の事情によります。
東北地方については、縄文時代の都会?は関東から東北(当時は温暖だった)にかけてなのは間違いないし、その関東・東北が日高見国だと思ってますし、だいたい北上川はヒタカミガワ(地元の方がそう言うそうですby田中英道氏)です。
武内宿禰が天孫族にとっては未開の東の土地を探りに行き、日高見国という肥沃で豊かな国があるので奪ってやりましょう、などと野蛮なことを言い出して、結果的にその地にいた蝦夷が敗北し、東北地方の神社の祭神が行方不明になったり、多くの人命と正しい歴史が失われたことは、非常に残念に思います。
あと、「謎の出雲帝国」は私は未読なのですが、著者の吉田大洋氏が自説を展開する材料に富家伝承を歪めて使用してしまったそうで、本来の富家伝承とは結構違う内容とのことです。
追記(お詫びも含めて)
先日感想コメントした者ですが、もう少しブログ記事の方を読みまして、お詫びを含めた追記を入れておきます。
ズバリ、「クナド-アラハバキ」のペア、ってのがそもそも「富家伝承」に依拠している言説なのかもしれませんね。そうすると、chikaru414さんは、お気を悪くされるようで、それなのに自説を展開してしまい、申し訳ありません。
勿論、他意はありませんし、私の場合、アイヌの古語説に依拠しています。しかし、これもちょっと資料に乏しい現況です。
あと、出雲は弥生文明の中心であり、大陸から伝来した農耕文化がそこから全国に拡まったと思いますが、縄文文明は、遺跡の数や場所を見ても、東日本がメッカであり、この列島の文明はやはり、東北発だと思うのです。そういう立場には、『ホツマ』とか、どうも気持ちいい追い風なんですが、『東日流外三郡誌』に同じ運命かもしれませんね。
それでは失礼。通りすがりでした!
ズバリ、「クナド-アラハバキ」のペア、ってのがそもそも「富家伝承」に依拠している言説なのかもしれませんね。そうすると、chikaru414さんは、お気を悪くされるようで、それなのに自説を展開してしまい、申し訳ありません。
勿論、他意はありませんし、私の場合、アイヌの古語説に依拠しています。しかし、これもちょっと資料に乏しい現況です。
あと、出雲は弥生文明の中心であり、大陸から伝来した農耕文化がそこから全国に拡まったと思いますが、縄文文明は、遺跡の数や場所を見ても、東日本がメッカであり、この列島の文明はやはり、東北発だと思うのです。そういう立場には、『ホツマ』とか、どうも気持ちいい追い風なんですが、『東日流外三郡誌』に同じ運命かもしれませんね。
それでは失礼。通りすがりでした!
感想2
(続き)
ズバリ、「クナド-アラハバキ」のペアこそ、東北発縄文由来の世界最古の性器崇拝(豊穣信仰)であり、弥生文化が出雲から、大和文化や仏教文化が畿内から、じわじわ流入してきた中で、色々と変容したのではと思っているのです。岐神や道祖神の本性は、金精神、男根神であると思うわけです。だから東北は「こけし」が名産なのだと信じています。
鹽竈神社の境外末社の荒脛巾神社は、元々は総社にあったみたいですが、今は数十メートル離れた民家の庭みたいなところにあって、ボロいし、かなり微妙です。中央側にヤられてきたっぽい雰囲気は出てますが、ちょっとあんまりな気もします。だから、あそこが、志波姫なんじゃ、とは言いません。ここから程なく歩いたところにも浮嶋神社があります。祭神は、「奥鹽老翁神、奥鹽老女神」。普通の小ざっぱりした神社で安心できます。
長々と失礼しました。
ズバリ、「クナド-アラハバキ」のペアこそ、東北発縄文由来の世界最古の性器崇拝(豊穣信仰)であり、弥生文化が出雲から、大和文化や仏教文化が畿内から、じわじわ流入してきた中で、色々と変容したのではと思っているのです。岐神や道祖神の本性は、金精神、男根神であると思うわけです。だから東北は「こけし」が名産なのだと信じています。
鹽竈神社の境外末社の荒脛巾神社は、元々は総社にあったみたいですが、今は数十メートル離れた民家の庭みたいなところにあって、ボロいし、かなり微妙です。中央側にヤられてきたっぽい雰囲気は出てますが、ちょっとあんまりな気もします。だから、あそこが、志波姫なんじゃ、とは言いません。ここから程なく歩いたところにも浮嶋神社があります。祭神は、「奥鹽老翁神、奥鹽老女神」。普通の小ざっぱりした神社で安心できます。
長々と失礼しました。
感想文1
通りすがりです。時系列でここまでの分の鹽竈関係をザッと読ませてもらいました。
私は仙台市出身で幼少期は銀杏町で育ちました。成人後は国内外を転々とし、現在は近畿在住です。仙台の実家に帰省の折は、しおがまさまや竹駒、政宗ゆかりの大崎&亀岡八幡などにもお詣りします。上下山にも油揚をつまみに行きます。
ホツマはちゃんと読んでないけど、断片的な情報からは東北贔屓なので、希望を持っていました。富家伝承は、『謎の出雲帝国』で知ってる程度。ちょっと芝居がかってるのがアレなんですが、chikaru414さん的には、味方なんじゃ?? 私の場合、記紀神話に依拠したくないので、こういう文献伝承に期待したいが、どうもトンデモ臭が微妙です。
記紀批判するにしても、キチンと原典読まないと駄目ですね。その点、他の歴史的資料にも直接あたっているchikaru414さんには感心させられました。江戸期の『鹽竈神社縁起』に別宮「岐神」と記載されているというのは、目から鱗、感激ものです。しかし、解釈がchikaru414さんとは逆のようです。
(続く)
私は仙台市出身で幼少期は銀杏町で育ちました。成人後は国内外を転々とし、現在は近畿在住です。仙台の実家に帰省の折は、しおがまさまや竹駒、政宗ゆかりの大崎&亀岡八幡などにもお詣りします。上下山にも油揚をつまみに行きます。
ホツマはちゃんと読んでないけど、断片的な情報からは東北贔屓なので、希望を持っていました。富家伝承は、『謎の出雲帝国』で知ってる程度。ちょっと芝居がかってるのがアレなんですが、chikaru414さん的には、味方なんじゃ?? 私の場合、記紀神話に依拠したくないので、こういう文献伝承に期待したいが、どうもトンデモ臭が微妙です。
記紀批判するにしても、キチンと原典読まないと駄目ですね。その点、他の歴史的資料にも直接あたっているchikaru414さんには感心させられました。江戸期の『鹽竈神社縁起』に別宮「岐神」と記載されているというのは、目から鱗、感激ものです。しかし、解釈がchikaru414さんとは逆のようです。
(続く)
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