2021.
01.
23
スサノオ様の1代前の男系男子というと、始まりの神・イザナギ神になりますが、ここまで遡ってしまうと、祖神として仰ぐのには、あまり意味がないことになります。
というのは、イザナギ・イザナミ夫妻神は日本列島及びそこに住まう神々を産みに産みまくっているので、ギ・ミ神の子神の中には当然に他の豪族の祖神が数多含まれています。
ギ神まで行っちゃうと、じゃあどーして皇室・天皇だけが特別なの?という問題が発生してしまうのです。
古事記や日本書紀が、皇祖神にスサノオ様ではなくアマテラスという女神を据えたのは、スサノオ様が高天原から追い出された存在(この段階までは悪役キャラ)で、地上の世界=葦原中国(あしはらのなかつくに)の始祖だからでしょう。
構図としては、こうです。
スサノオ様:葦原中国(地上)の始祖。高天原では悪者とされるも地上では一転してヒーロー。正妻はヒーロー・スサノオに華麗に助けられちゃったクシナダヒメ。
天照大神:高天原が支配領域=地上はアマテラスのものではないので、息子or孫(スサノオの血を引いている)を地上に使わした。
ということです。
先にスサノオが地上に降り立ったり、ヤマタノオロチの尾から出てきた天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ。草薙剣とも言う)をアマテラスに献上した、という経緯があった(ことになっている。私は献上したのではなく天孫族が強奪したものと思っていますけど。天皇は正当な所有者ではないから、本物は遠く熱田神宮で祀っておかないと皇室を祟る)から、アマテラスは
「葦原中国は(スサノオと誓約をしたときに生まれた)私の子が治めるべき国なのよ!!」
と勝手に決めて傲慢な理不尽を言う大義名分があった、というのが神話の成り行きなのです。
その大義名分の割に、スサノオ様を皇祖神に据えなかった理由は、
1.持統天皇が孫に天皇位を譲るという前例のないことをやりたかったので、神話のアマテラスという女神と孫のニニギ尊という神話が載っている史書を作った。
※ 皇室は、「前例」をとても大事にします。基本的に前例のないことはやらないし、やろうとした時代は大抵何かの争いの火種になっています。女系天皇とか有り得ない。
2.スサノオが男系男子・万世一系の皇室の本来の始祖であるけれども、スサノオは出雲の王(族長)であり、オオヒルメ(アマテラスの実名でモデルは権力を持つ巫女だと思われる。日本書紀では天照の名は異伝扱いで登場する)は正妻ではなくよその土地の現地妻に過ぎない立場で、当然に出雲の正妻クシナダヒメの系譜の方が格上であったので、オオヒルメを《天照大御神》という最高神に据える必要があった。
辺りだと思います。
だから、おそらく津島神社(祭神:素戔嗚尊/牛頭天王)の口伝か現在は非公開になっている資料が出所の、
「素尊(スサノオ)は即ち皇国の本主なり。故に(津島神社を)日本の総社と崇め給いしなり」
と、西暦810年(大同5年)の正月に宣ったという嵯峨天皇の言は、至極尤もで至極正しいのです。
スサノオとは、皇祖神の名です。
東宮のスサノオと呼ばれたのは礼宮さま(当時)であって、浩宮さまではなかった。
この言霊は、きっと秋篠宮皇嗣殿下と悠仁親王殿下、そしてそこから繋がってゆく系譜が皇統として続いていく、その未来を、皇嗣殿下が御誕生の時から定めていたのだと思います。
不当に貶められるという運命も、皇嗣殿下はスサノオ様によく似ておいでです。
それを乗り越えて地上の英雄となったスサノオ様のように、皇嗣殿下も素晴らしい帝になるであろうことを、私は信じたいと思います。
秋篠宮皇嗣殿下と悠仁親王殿下に申し上げます。
すめらぎいやさか。
というのは、イザナギ・イザナミ夫妻神は日本列島及びそこに住まう神々を産みに産みまくっているので、ギ・ミ神の子神の中には当然に他の豪族の祖神が数多含まれています。
ギ神まで行っちゃうと、じゃあどーして皇室・天皇だけが特別なの?という問題が発生してしまうのです。
古事記や日本書紀が、皇祖神にスサノオ様ではなくアマテラスという女神を据えたのは、スサノオ様が高天原から追い出された存在(この段階までは悪役キャラ)で、地上の世界=葦原中国(あしはらのなかつくに)の始祖だからでしょう。
構図としては、こうです。
スサノオ様:葦原中国(地上)の始祖。高天原では悪者とされるも地上では一転してヒーロー。正妻はヒーロー・スサノオに華麗に助けられちゃったクシナダヒメ。
天照大神:高天原が支配領域=地上はアマテラスのものではないので、息子or孫(スサノオの血を引いている)を地上に使わした。
ということです。
先にスサノオが地上に降り立ったり、ヤマタノオロチの尾から出てきた天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ。草薙剣とも言う)をアマテラスに献上した、という経緯があった(ことになっている。私は献上したのではなく天孫族が強奪したものと思っていますけど。天皇は正当な所有者ではないから、本物は遠く熱田神宮で祀っておかないと皇室を祟る)から、アマテラスは
「葦原中国は(スサノオと誓約をしたときに生まれた)私の子が治めるべき国なのよ!!」
と勝手に決めて傲慢な理不尽を言う大義名分があった、というのが神話の成り行きなのです。
その大義名分の割に、スサノオ様を皇祖神に据えなかった理由は、
1.持統天皇が孫に天皇位を譲るという前例のないことをやりたかったので、神話のアマテラスという女神と孫のニニギ尊という神話が載っている史書を作った。
※ 皇室は、「前例」をとても大事にします。基本的に前例のないことはやらないし、やろうとした時代は大抵何かの争いの火種になっています。女系天皇とか有り得ない。
2.スサノオが男系男子・万世一系の皇室の本来の始祖であるけれども、スサノオは出雲の王(族長)であり、オオヒルメ(アマテラスの実名でモデルは権力を持つ巫女だと思われる。日本書紀では天照の名は異伝扱いで登場する)は正妻ではなくよその土地の現地妻に過ぎない立場で、当然に出雲の正妻クシナダヒメの系譜の方が格上であったので、オオヒルメを《天照大御神》という最高神に据える必要があった。
辺りだと思います。
だから、おそらく津島神社(祭神:素戔嗚尊/牛頭天王)の口伝か現在は非公開になっている資料が出所の、
「素尊(スサノオ)は即ち皇国の本主なり。故に(津島神社を)日本の総社と崇め給いしなり」
と、西暦810年(大同5年)の正月に宣ったという嵯峨天皇の言は、至極尤もで至極正しいのです。
スサノオとは、皇祖神の名です。
東宮のスサノオと呼ばれたのは礼宮さま(当時)であって、浩宮さまではなかった。
この言霊は、きっと秋篠宮皇嗣殿下と悠仁親王殿下、そしてそこから繋がってゆく系譜が皇統として続いていく、その未来を、皇嗣殿下が御誕生の時から定めていたのだと思います。
不当に貶められるという運命も、皇嗣殿下はスサノオ様によく似ておいでです。
それを乗り越えて地上の英雄となったスサノオ様のように、皇嗣殿下も素晴らしい帝になるであろうことを、私は信じたいと思います。
秋篠宮皇嗣殿下と悠仁親王殿下に申し上げます。
すめらぎいやさか。

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