2020.
12.
21
今、倉山満&おかべたかし 著『基礎教養 日本史の英雄』という本を読んでいるのだが、その中に英雄と言いつつ唯一登場する女傑が、神功皇后(じんぐうこうごう)である。
第14代・仲哀天皇の皇后で、15代応神天皇の母である女性なのだけれども、実は皇后→摂政であったのではなく、仲哀天皇亡き後は女帝であったのではないか、とも見られている。
何しろ、その名が
神功皇后である。
皇后で国母、等という例はほかにもあるというのに、この名は異様なほどに、まさに神々しすぎる。
天皇ですら、《神》の文字をその諡号に持つ天皇は非常に少なく、
初代・神武天皇
第10代・崇神天皇
第15代・応神天皇
の3名しかいない。
神功皇后の夫にして第14代天皇は『仲哀天皇』という、神託に従わなかったために崩御という言い伝えによるものか、見るだに哀しい字面であるのと大違いである。
男系男子万頃一世の皇統の中に有って、たかが皇后、たかが国母の諡号に《神功》とは、三韓征伐を成し遂げた女傑とは言え、盛りすぎである。
平民出身ではあるが、美智子上皇后が、そのたかが皇后でたかが国母であることを考えると、異様ですらある。
実際、明治時代以前には神功皇后を第15代天皇に数える史書も複数あり、初代神武天皇よりも人気があって日本の紙幣に肖像が印刷された初めての人物である。
史実であれば朝鮮半島の王朝にとっては侵略行為以外の何ものでも無かったであろうが、海を渡り三韓征伐した伝説の女傑は、女性であっても日本人の多くにとっては確かに《英雄》と呼ぶに相応しい女帝であったのだろう。
私も、女帝として見るべきだと思っている。
何しろ、摂政であった期間が79年というのは長すぎる。
摂政というのなら、赤子であっても我が子を帝位に就ければいいものを、応神天皇が即位するのは、母・神功皇后が崩御した翌年というのが、何とも不自然であるからだ。
そして、私は子供を3人産んで育てた女として言いたい。
まだ子が産まれては困るからと、腹を石で冷やして出産までの妊娠期間を引き伸ばしたなどと、
腹立たしいほどの大嘘であると。
(つづく)
第14代・仲哀天皇の皇后で、15代応神天皇の母である女性なのだけれども、実は皇后→摂政であったのではなく、仲哀天皇亡き後は女帝であったのではないか、とも見られている。
何しろ、その名が
神功皇后である。
皇后で国母、等という例はほかにもあるというのに、この名は異様なほどに、まさに神々しすぎる。
天皇ですら、《神》の文字をその諡号に持つ天皇は非常に少なく、
初代・神武天皇
第10代・崇神天皇
第15代・応神天皇
の3名しかいない。
神功皇后の夫にして第14代天皇は『仲哀天皇』という、神託に従わなかったために崩御という言い伝えによるものか、見るだに哀しい字面であるのと大違いである。
男系男子万頃一世の皇統の中に有って、たかが皇后、たかが国母の諡号に《神功》とは、三韓征伐を成し遂げた女傑とは言え、盛りすぎである。
平民出身ではあるが、美智子上皇后が、そのたかが皇后でたかが国母であることを考えると、異様ですらある。
実際、明治時代以前には神功皇后を第15代天皇に数える史書も複数あり、初代神武天皇よりも人気があって日本の紙幣に肖像が印刷された初めての人物である。
史実であれば朝鮮半島の王朝にとっては侵略行為以外の何ものでも無かったであろうが、海を渡り三韓征伐した伝説の女傑は、女性であっても日本人の多くにとっては確かに《英雄》と呼ぶに相応しい女帝であったのだろう。
私も、女帝として見るべきだと思っている。
何しろ、摂政であった期間が79年というのは長すぎる。
摂政というのなら、赤子であっても我が子を帝位に就ければいいものを、応神天皇が即位するのは、母・神功皇后が崩御した翌年というのが、何とも不自然であるからだ。
そして、私は子供を3人産んで育てた女として言いたい。
まだ子が産まれては困るからと、腹を石で冷やして出産までの妊娠期間を引き伸ばしたなどと、
腹立たしいほどの大嘘であると。
(つづく)

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