FC2ブログ
2020. 05. 25  
まず、高貴な姫が、ルックスだけはいい男と目が合っただけで一目惚れし、その場でセッ(ry というのは、いくら性に開放的な昔の話であっても、軽はずみの誹りを免れません。

「お父様、素敵な男神様がいらっしゃいましたわ。だから結婚しちゃったんですの」

事後報告されたら、スサノオという猛々しいお父様じゃなくてもブチ切れて当然です。
オオナムチは、その場で一刀両断されなかったことに感謝すべきです。

まあ、スサノオ様は一刀両断とは別の手段で殺しに来るんですけど。

とはいえ、これらのエピソードは、完全に神話として読むべき所です。
つまり、完全に創作された物語である、ということです。何故か?

大昔の高貴な男女の結婚、しかも権力の多くを任せる婿入りとなれば、99.9%政略結婚です。

つまり、スセリヒメ様とオオナムチの婚姻は、スサノオ様が同盟を組むか合併したいと思う豪族の男性を、しっかり吟味して婿に選んだのであって、軽はずみで淫乱な姫なんて、出雲のどこにもいなかったんですよ。

これは、オオナムチにオオクニヌシとなる正当性を与えつつ、スサノオ様の娘・スセリヒメ様を貶める為の物語なのです。

嫉妬が過ぎる恐ろしい女のレッテルも、古事記が貼り付けたのです。

そして、これにまんまと引っ掛かった後世の学者は言う。(wikiに少し手を加えて引用)

>「須勢理」は「進む」の「すす」、「荒ぶ/すさぶ」の「すさ」(スサノオのスサのこと)と同根で勢いのままに事を行うこと、「命/ミコト」が着かないことを巫女性の表れと解し、「勢いに乗って性行が進み高ぶる巫女」と考えられる。(ソース:新潮日本古典集成 古事記)

私が補足しましょう。
上記の文章は、純然たる神話として、《完全な創作物語》としてサラッと読んでおけばいいところを真に受けているばかりか、『命』という最低限の敬称もないという理由で、スセリヒメは神話の中でも神になり切れていない巫女に過ぎない、と言っているわけです。

…ヲイ。その、新潮日本古典集成古事記とやらを書いた奴。不敬罪で氏(ry

現代語訳だけじゃなくて原文読めや学者なら。

須勢理毘売2回記されていることも知らないのか?

それから、古事記は敬称がかなりいい加減だってことくらい覚えろ。

イザナギ様なんて、呼び捨てから『大御神』バージョンまで幅があるんだぞ。

そして、スセリヒメ様の汚名については、断じて違うんだからね!!!

と、私のスセリヒメ様の名誉回復の為に(誰が誰のスセリヒメ様だ)、その美しき御名の意味を考察することにしたのでした。
当然に、スセリヒメという名に影響を与えたと思われるスサノオ様の御名についても、解いてみようと思います。

(つづく)
関連記事
NEXT Entry
スセリヒメ様とスサノオ様の名の意味を解いてみる。その3
NEW Topics
出雲の海の女王・クシナダヒメ・その2
出雲の海の女王・クシナダヒメ・その1
スサノオと出雲の数字『8』のお話。:その3
スサノオと出雲の数字『8』のお話。:その2
スサノオと出雲の数字『8』のお話。:その1
Comment
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

chikaru414

Author:chikaru414
日本の神話と神社仏閣、それにまつわる歴史が好きです。
スサノオ様、スセリヒメ様はじめ出雲の神様と水神様推し。
定義山西方寺を崇敬。伊達政宗公を尊敬する伊達家家臣末裔です。透明水彩絵師。

↓応援ぽちっとよろしくお願いします!

FC2 ブログランキング

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

人気ブログランキング

リンク
検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR