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2020. 03. 29  
順番ではスサノオのすぐ上の兄であったはずなのに、親神に疎まれ捨てられた神。
本当は、天磐櫲樟船(あめのいわくすふね)に乗って海と天(アメ・アマ)を翔る太陽神であり、地上に天降る英雄になるはずだったのに、その神話を壊された神。

天孫が『国譲り』という綺麗事で奪う、葦原中国の原点・出雲の祖が太陽神であってはならないのです。

『スサノオ』の名は、多分一からでっち上げた訳ではなく、何らかの意味ある称号なのではと思います。
例えば須佐の王、スサの緒(はじまり=祖。もしくは"長いもの"と解してスサの一族)など。
ヒルコ=スサノオ説を取る戸矢学氏は、スサノオはヒルコが出雲に来て須賀に宮を構えたことから須賀の王と呼ばれていたのを、弄ってスサノオという訳の分からない名前にしてしまった、としています。
※ 『決定版 ヒルコ: 棄てられた謎の神』より

私も、スサノオの本名、もしくは幼名はヒルコであったと思います。
海を渡る巧みな航海術で広い海を行き来していた海人たちが信仰した、あま(天・海)翔る太陽神が、船に乗せて捨てられて終わりになる訳がありません。
試練と冒険の末に、英雄になるのがさだめなのですから。

そして、気になるのは、古事記にヒルコに続いて生まれてきた『淡嶋/アワシマ』です。

古事記では、ヒルコに続いて生まれるも捨てられた、紀は言及することもせずに黙殺した神。

wikiによると、
>始祖となった男女二柱の神の最初の子が生み損ないになるという神話は世界各地に見られる。

その類型の神話なのかもしれませんが、そうであってもどうしてヒルコ・アワシマと2回も繰り返す必要があった?

そして、日本書紀では、淡路島を吾恥(あはじ)と蔑んだだけでは済まずに、『アワシマ』という神については黙秘したことが、古事記よりも強く排斥した印象を受けます。

私は、イザナギ・イザナミ夫妻神のルーツが淡路島の神と知るまでは、

『淡島』→『粟島』→『豊穣の女神』で、日の神ヒルコと共に、ヤマト王朝の神話には邪魔な神様だったんだろうなあと思っていたのですが、……

ギ・ミ神が太陽信仰・淡路島の海神であるとすると、本当に『アワシマ』はそれでいいのだろうか?と立ち止まってしまいました。
淡路島は、朝廷には海産物やら水やらを提供していた島であったとのことですが、農耕についてはどうだったのだろうかと。

大きな島ではありませんし、山地もあることを考えると、面積的に有力な農耕地となるのは難しいです。
どうだったのだろうかと古代の淡路島を調べてみましたら、

淡路島、意外な方面ですごかった。

(つづく)
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プロフィール

chikaru414

Author:chikaru414
日本の神話と神社仏閣、それにまつわる歴史が好きです。
スサノオ様、スセリヒメ様はじめ出雲の神様と水神様推し。
定義山西方寺を崇敬。伊達政宗公を尊敬する伊達家家臣末裔です。透明水彩絵師。

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